2008年11月8日土曜日

写真、第7回文学フリマ出展作品(その4



「ipプロジェクトのアンソロジー」恵編集、太陽書房刊
「A Book」 
「Be Free」
「Cool Emotion」
「Drop」

インターネットで募集した作品を添削無しで載せておりますが、毎回よい作品が集まるのには感心させられます。詩集として残るので作品化に自信のない人は躊躇してしまうのかも知れません。

写真
左から「Drop of Words」、「Cool Emotion」、「Be Free」、「A Book」

2008年11月7日金曜日

写真、第7回文学フリマ出展作品(その3




いよいよ明後日には第7階文学フリマも開催されるのだが、まだ現実感がないのには驚いている。フォトカードなどを作り出せば現実感も生まれるだろうと思うが、この現実感の喪失は困ったものである。

本日、到着した冊子の紹介を、

「月光」文月悠光個人誌、創刊号180円、2号200円、手作り
高校生の健やかな欲求、と創刊号について詩人の松尾真由美氏はまとめられております。「北海道新聞」 夕刊 10月6日 道内文学<詩>(松尾真由美氏)


「the Alihacc desert」-アリハック砂漠の旅-
文・今唯ケンタロウ、絵・水谷潤、90頁余のライトノベル!(非萌え系)ファンタジーもの、500円
著者の「祝・文学フリマ2008」のタイトル付きの絵はがき1枚付き。
著者のサイト

追記
「Hotel 第2章 No.20」同人誌
「ガニメデ」同人誌
も出品の予定です。



写真

「月光」創刊号 発刊後、ほどなく表紙が変更されたのですが、敢えて旧バージョンも何冊か用意していただきました。(素朴な手作り感が)

中央 「月光」2号、人目を惹きそうです。


「アリハック砂漠の旅」今唯ケンタロウさんのファンタジーです、数が少ないのでお求めはお早く。

2008年11月6日木曜日

写真、第7回文学フリマ出展作品(その2




手元に準備できたA-87「車輪人間」に展示する冊子類を宅急便センター留め置きで送る。CDプレイヤーも同包する。結構な量で、当日は身軽にゆこうと思ったが、入れ忘れたものなどが続出、そんなに身軽には成れそうもない。雨は降らないようなので一安心。

写真

「仮想地下海の物語」詩集、佐々宝砂、ミッドナイト・プレス刊
 僅少につきお求めはお早く!

中央
「ハローグッバイ」麻里乃、「ミュウ」会員、手作り詩集複製品、200円

投稿作品



「おぼろ夜」糸川草一郎、「ミュウ」会員、手作り詩集複製品、300円
  ネットでは発表してないので、よそではお求めできません。

写真、第7回文学フリマ出展作品(その1




一年前には、可能性が低いと思っていたが、民主党のオバマ候補が大統領選挙を乗り切って、次期大統領に選出された。海の向こうの出来事なのであるが、変化を求める、その波が伝わってくるようなニュースの見出しである。

文学フリマに出展する作品集の写真の紹介ですが、今回は森川雅美さんの近刊詩集と同人誌。
写真にご紹介するもの以外にもご持参されると予想されますので、行ってみてのお楽しみです。

写真
左 「山越」森川雅美さんの近刊詩集、思潮社、2008.09.01
装画 石田尚志氏、扉画 佐藤良助氏
詩集の表紙はモノクロが多いので彩色が印象的。
2000行の長編詩ですが、なんとか読み通せた。

中央「あんど 9号」森川雅美さん編集の同人誌。編集者の個性が良く生かされていて、毎号刺激的です。9号の表紙は佐藤良助氏。


右 「酒乱」創刊号 あんど出版
   編集委員 小川三郎、郡宏暢、廿楽順治、森川雅美の各氏
   表紙イラスト 石田尚志氏 DTP・紙面ゼザイン 郡宏暢氏
 評論の比重が高く、商業詩誌に近い感じの開かれた新進の方の同人誌で、同人、購読者も募集中。

文学フリマ




真空管にかまけていましたが、文学フリマも近づきましたので、宣伝を。
第7回文学フリマ

主催 文学フリマ事務局

開催日時 2008年11月09日(日) 11:00~16:00
場所 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第 2展示室
(東京都千代田区神田佐久間町1丁目9)
ブース名 「車輪人間」 場所は1階、A-87
配置図

「車輪人間」挿絵付きアンソロジー、詩学社刊
以下順不同ですが、
「仮想地下海の物語」詩集、佐々宝砂、ミッドナイト・プレス刊
「山越」詩集、森川雅美、思潮社刊、9月新刊
「あんど」森川雅美編、同人誌
「酒乱」森川雅美他編、同人誌
「月光」文月悠光個人誌、創刊号180円、2号200円、手作り
「ミュウ」藤鈴呼主宰同人誌、133,134号、各500円、手作りフルカラー
「吉備路」五行歌集、水野沙羅他岡山五行歌会刊
「Survive Another Silly Day」稀月真皓、詩集、朗読CD付き、1500円 
「ハローグッバイ」麻里乃、手作り詩集複製品、200円
「おぼろ夜」糸川草一郎、手作り詩集複製品、300円
「九官鳥」青葉茂、手作り詩集、99円
「ipプロジェクトのアンソロジー」、太陽書房刊
   「Be Free」、「Cool Emotion」、「Drop of Words」

その他
ポエム付きフォトカード、藤鈴呼
フォトカード、青葉茂



写真
下 おしゃべりすずこ
最近、ミュウ誌は連続2号刊行してますが、2号購入すると付いてくるおまけの朗読CD。写真は119号のもので、イラストは会員のもんきちさん。
上右
稀月真皓さんの朗読CD付き詩集「Survive Another Silly Day」
  ことばを空の遠くまで物理的にも届けたいと思っている人に。
よく読んでなんべんも聞いて聞いて聞いて、身体にしみ込ませて欲しいと思います。
上左
ミュウ会員水野沙羅他岡山五行歌会刊行の5行歌集
  親しみやすい5行歌ですが、いざ作ろうすると難しいものです。
   (読んでいるとこちらを見透かされて怖いです。)

2008年10月8日水曜日

ニイニイゼミ




          2008年07月25日08:20

シェクスピィア・カントリー・パークを一巡したところのカフェで昼食後、
http://www.rosemary-park.jp/park_guide/parkguide_new.html
裏山のベンチに腰掛けてニイニイゼミの声を聞きながら開場時刻までぼんやりしていた。上方には伸び盛りの檜の枝が空に向かって広がり夏を感受していた。外はかなり暑かったようで、歩くと足下が少し落ち着かないが、室内にいるのは惜しい気がする。
公演の様子は前の日記に記したが、

公園の緑の光と空気が出演者にも影響を与えたようで溌剌として楽しい朗読であった。
16時過ぎ、定刻に終演、外はかなり涼しくなっていて歩くのに丁度よい。30分くらいで南三原駅にはたどり着けるはずで、ゆっくりと駅に向かって歩きだしたが、ひとつ道を間違えたようで、そのうち本来の道に合流するだろうと楽観していたが、遠くに見えた目標の子安神社から
も離れて、橋のない川沿いを歩いて行くうちに完全に違う方向に向かっているが、戻るには遠くに来すぎてもうどうしようもない。
内房線の線路の下を潜り、小さな密集した村落を抜け、村はずれの草の茂った小道を黙々と歩いて、崖沿いの険しい畦道を抜け、漸くのことで国道128号線と410号線の交差点、安馬谷にたどり着く。ここまでで一時間近く費やしていて、かなりからだが火照っている。歩き始めは涼しいと思ったが、湿った畦道を延々と歩いたので足も重くなっている。しかしこれからは間違えることもないだろうからと気を取り直して、ひっきりなしに車の通る国道の歩道を広々とした景色を楽しみながら40分ほど歩きやっと南三原の駅に着く。レンタル自転車の看板が目に入る。歩くには少し広すぎる地域のようだ。

帰りも上下線どちらでも構わないので先に到着する外房線周りの電車を待って帰宅した。途中でしばらく居眠りをしてしまい帰りは乗車時間が短く感じた。


写真左 国道128号線沿いの丸山地区の標識
中央 国道128号線からの遠望、ローズマリー公園と太平洋
右 車窓からの鴨川付近の海岸

南房総ポエトリカル・アンソロジー




                2008年07月20日16:46

丸山町にある、
現在は町村合併で南房総市となってしまったが、
そこの白子地区にあるローズマリー公園で詩朗読「南房総ポエトリカル・アンソロジー」朗読詩人団コトバナに出掛けた。
http://www.mboso-etoko.jp/rosemary/event/showsai.asp?mode=&pn=1&id=6241
「UK-JAPAN2008公認のイベント」
英国文学の朗読ライブ
後援
駐日英国大使館

ローズマリー公園の一角、
シェクスピア・カントリパーク内のシアターホール、頑丈な木造教会風
のホールでゆったりとした古風な木製の椅子には座布団も敷いてあり非常に居心地がよい。
プログラムを見ると、もの凄く格調が高そうで、英語に弱い私は疲労困憊するかと思ったのだが、

1.
濃緑の縞の装束を着けたShinsakuさんのアコステックギター演奏で始まり、イングランド民謡Greensleevsや、今や世界の民謡化したビートルスのLet It Beなど連綿と続くイングランドの歴史を示すようで、色と音の面から、近世イングランドに身体が馴染んでゆくようだった。
なおShinsakuさんの短いギター演奏は、朗読者が代わる度に行われ、幕間の恐ろしい緊張を和らげて、リセットする効果も演出していた



2.
Takakoさんもたっぷりと丈の長い白のエプロンを着けて、19世紀の自然詩人、ワーズワスの詩を闊達に読む。リズムと韻とがワーズワス節を利かすようで、厳かな中にも気持ちが浮いてきて心地よい。
「Intimation of Immortality from Recollections of Early Childfood」
<幼少期の回想から受ける魂不滅の啓示>

参考英文
http://www.online-literature.com/wordsworth/995/

3.山内緋呂子さん、クリスチナ・ロセッティ、ウィリアム・ブレイクの略詩を巧みに読む。山内さんと作者がうまく融け込んで分からなくなっている。山内ファンには応えられない楽しさも醸し出て、原作者の詩を読んでみようという気にさせられる。久しぶりに澄んだ空気の感覚を呼び覚ましてくれた。

4.児玉あゆみさん、ロミエとジュリエット、シュイクスピア原作をあゆみさん化しての絶唱。ジュリエットの状況と現在という生け簀で泳がされている我らの状況を児玉さんの声がダイレクトにつなげてくれて、自由に対する己の不寛容性をしみじみと痛感する。

5.桑原拓也さん、HBDでホールの空気を自由にしたところで、
クマのプーさん、A.A.ミルン原作を桑原さん式に元気良く朗読する。
プークマは子供のくせに、自己意識が強すぎて、素直だけどめんどうくさい、近くにいたら厄介な奴だと思っていたが、はたして桑原さんの
朗読だとその正体が見事に現れて、ダメなクマというクリーストファー
ロビンの優しい声が聞こる、楽しい朗読であった。
即席で舞台に上がったクリストファーロビン役、カメダさん(聴衆)もすぐノリノリになって朗読する楽しさの威力を思い知る。

6.稀月真皓さん、シェクスピアのソネット集より、英詩と稀月さん訳を朗読。稀月さんの朗読は極めて現代的だから、シェクスピアが同時代
人のようにも感じてしまう。シェクスピアの強靱な精神力は稀月さんに
もダイレクトに伝わっていると感じさせられた。

以上皆さん、原作を自分のものとして表現されていて、私のように原作に疎いものにも現在につながるエッセンスを感じさせてもらえ、堪能できた。舞台に合わせた装束も現在のノイズをカットして舞台衣装の威力を知る。
効果音楽を使用されていた方も居られ、朗読とうまく融合されて詩の成分化されていた。

シェクスピア・カントリーパーク




                      2008年07月25日02:20

近世イングランド風の大型木造家屋が建ち並ぶテーマパークで、博物館とは言えないが、その時代を感じさせてくれる風情が漂っている。
シェクスピアの生家を復元した実物大模型と蝋人形が当時の生活を垣間見させてくれるが、明るい照明が用いられていて部屋の隅々まで観察できる。当時の照明は樹脂蝋燭だと思うがその暗さは想像するしかないが、蝋人形が住む太い柱の頑丈な造りの部屋の中の調度や寝台、寝具などを眺めると当時の日本と比べると建物の観念がかなり違うようだ。
外には17世紀初めの風車を復元したものが偉容を放つ。水車に比べると遙かに回転のコントロールに気を遣う風車を使いこなしていた西欧の技術に驚いてしまう。この時代の人たちはノコギリを使うことを恐れないのかと思うばかりの太い角材が西洋人の腕力を誇示するようで圧倒されてしばらく眺めていた。
公演の行われたホールも太い部材で構成されており、当時の建築費はどの程度かかったのだろうかとそんなことばかり考えて、過疎化老化している現在でも十分な補修がなされているとするとそれは凄い経済力であるとも思うと、作っては壊すを常とする風土との相違を知る。

2008年7月25日金曜日

南三原駅







絵が描けないので代わりに写真を載せているのだが、 3枚の制限があり文章を多く書かねばならない。 読む方には難儀なことだと思いつつルル認める。 7/19土曜日、千葉県南房総市にあるローズマリー公園に英国詩の朗読イベントを聞きに出かける。 吉祥寺8時発の中央線快速電車はお茶の水まで、総武線緩行に乗り換え錦糸町で外房線の上総一ノ宮行きの快速に落ち着く。E217系の電車の座席はロングシートなので旅行気分にはならない。もちろん仕事気分でもなく、緊張を浮かしたままに千葉を過ぎ、青空トンネルで有名な土気のあたりまで来たが、車窓から垣間見える住宅の群れにまだ東京圏内に居るのを悟る。次の大網あたりからは住宅は減り広々とした田園が繋がりだす。上総一ノ宮で下車し同じプラットホームラット反対側からは安房鴨川行きに乗り換える。電車は古いおなじみのスカ色塗装近郊型113系になり座席は柔らかいクロスシート、旧式の台車の枕バネはエアサスペンションではないが、横揺れも少なく乗り心地はE217系より好ましい。1958年80系の湘南電車を高性能化した91型(153系)以来の元気なおでこ顔もそろそろ見納めかと思うと来るべき時だったのかもしれない。しかし沿線から電車を撮影する精神的な余裕がなかったのが悔やまれる。 窓際席には達観なされた年配の女性がブラインドを下げて外を見ることなくつくねんと居眠りをしている。せっかくよく晴れて良い天気なのに 少しもったいないが、立ち上がって見晴らしの良い席を探す気にもなれず、通路側の居心地の良い席で時間の経つのを耐えていた。 鴨川からは内房線の千葉行きに乗り換える。下車したホームの反対側なので数秒で乗り換え可能なので、2分ほどで発車。早く行きたい人には好都合なのだろうが、乗り換えの待ち時間が少なすぎて慌ただしい。途中下車できる切符がなんの役にも立たない。考えてみたら安房鴨川に来たのは三度目。初めては1961年の夏、母と姉と三人で内房線経由で海水浴に訪れた。電化前なのでジーゼルカー、キハ17(元キハ45000)の5連は海岸沿いの侘びしい線路を淡々とひた走る。時速40キロくらいまではトルクコンバーターが唸り、落ち着きがないのだが、その速度を超えると、直結クラッチが入り、滑ることが無くなり、背筋が伸びるようにスピードに乗って、時速90キロ程度ですたすたと快走する。軽量化のために天井は低く、ビニールクロスのシートはやや貧弱で あったが、地球温暖化前の千葉は夏でもさほど暑くなくエアコンが無く ても暑くなかった。エンジンはDMH180Bの160PS、台車はゴムバネを多用したDT19型。このパワーで100名を軽々と運ぶのだから鉄道はバカに出来ない乗物だと思った。電化してキハ17から113系には代わったものの沿線の感じはさほど変わらないが、海側の家がモダンになり戸数も増加して、諸処に高層のアパート、ホテルなどが目に付いた。変化は道路の方で、全く印象に残っていなかった狭い砂利道が広々とした国道となり車が目まぐるしく走っている。当然列車の乗降数はかなり減少しているようである。 11時過ぎ閑散とした南三原駅で下車するが、一緒に降りた人は他に あったのか記憶にないくらい少ない。このあたりはSuicaの利用圏外とのことで、吉祥寺からの普通料金を現金で支払う。 以下次回に続く。 写真夕方の鴨川行き113系電車 南三原駅 夕方の南三原駅 車窓からの眺め
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2008年7月4日金曜日

ダイハツ軽三輪、ミゼット


赤いミゼットは見たこと無いのですが、イタリアンレッドで重ね塗りしてみました。
前輪を載せている書籍は、
「車輪人間」オート三輪の選詩集です。

http://members.jcom.home.ne.jp/saoba/bike/auto3.htm

静かな世界

プログを作ってみました。